クライミングシューズレビュー! レッドチリボルテージ Red Chili VOLTAGE

 クライミングシューズレビュー!第一弾レッドチリ・ボルテージ

今回第一回目に紹介するシューズは、レッドチリのボルテージです!この靴は僕が最初に履いたシューズとなっていて、さまざまな課題を打った記憶があります。現在このシューズは、週に2回ほどクライミングを続けて1年ほど経ちます。かなり長期間お世話になりましたが、まだまだ使えます笑

筆者の足のサイズは26.3センチが実寸でレッドチリはEU42を履いていました。今思えば若干緩いので、レッドチリのボルテージに関しては攻めてEU41くらいがいいのかなと感じています。

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赤とオレンジのデザインでジムでもかなり目立ちます・・・なかなか他の方と被らない部類のシューズとなっているので、他の方とかぶるのを避けたい方にはオススメのモデルですね!

また、足入れに関しては入り口付近がニットになっていて、かなり足入れはきもちいです。

では、このシューズの紹介と使い込んでみた感想を書いていきたいと思います!

製品紹介

この商品の商品説明はモンベルさんのウェブショップの説明欄から引用させていただいております。

「繊細な足裏感覚とバランスのとれた剛性を両立した一足。結局的な形状のダウントウとターンインにより、高い書き込み性能を実現しています。また、2本の互い締め式ベルクロがより確実な締め上げを可能にしました。ソールにはXSグリップを採用し、高フリクション、高耐久性を実現します。」

 

[素材] [アッパー]シンセティック・レザー

[ソール]厚み:4.5ミリ ビブラムXSグリップ

[重量]245g

[ラスト形状]アグレッシブ

[ソール形状]アシンメトリー

 

このような基本情報がこのレッドチリ・ボルテージとなります!現在ではあまりみないビブラムXSグリップです。正直このシューズに関しては、ソールは硬いながらも大きいボリュームのホールドでも気をつければ滑りませんでした。僕が初めて落としたインドアのスラブの初段では、核心部にデュアル面の小さなビスを踏まなければならないという、シビアな足置きにも対応してくれました!

トウ周り

では次に、トウ周りを見ていきましょう!すでに1年以上週2会のクライミングに使用しておりましたが、ダウントウは維持されています。

形としては、僕が他に持っている、スクワマやソリューションといったシューズのスリリングショットに似ています。土踏まずからの拘束してくれるサポートのおかげでダウントウが維持できているみたいです。

強傾斜でのカキコミ力や硬めのミッドソールのおかげで、スラブのエッジングにも対応できました!また、二本ベルクロなのでトウラバーの面積は多いわけではないのですが、しっかりとシビアなトウフックもやってくれました。しかし、深めのトウをかけたい場面ではやはり、一本ベルクロのシューズに比べると、下のベルクロが干渉して気になります。

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ちなみに、ベルクロに関してもまだかなりベリベリ音を立てていてヘタっている様子はありません。

ベルクロの受けの部分も面積が多いので、足の甲が低い人でも十分締め付けることができるので、ベルクロのあまりもなく、クライミングの際に干渉することもないのがいいですね!

ヒール周り

次にヒールの前に、ターンインを見ていきましょう。ターンインはきつくなく、若干しております。初めてのハイエンドモデルでも、履くのが楽な上に、若干のターンインにより正体にもある程度強いと感じました。

ヒールに関しては、若干小ぶりです。

私がこのシューズで、最もヒールがかけやすかったのは小さなビスやシビアなヒールにはかなり対応してくれて、重宝しています。というのは、ヒールが小ぶりで正直かかとの先端は浮いていますが、ヒールのゴムだけでなぜか掛かっています笑

設定が飛び出しムーブやサイファーであっても、無理やりヒールすることでスタティックに解決することができました!まぶし壁や外岩ちっくな細かいホールドにも掛かるので、かなり重宝するヒールだと感じています!

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残念な点としては、大きいボリュームのホールドやボテ、スローパーといったホールドにヒールをかける場面では、ヒールが変形して負荷が逃げてしまいます。がっつりかけたいヒールが苦手な形状でした。

総評

ロック&スノウでも発売当時は紹介されていたシューズでもあり、総合点はかなりあると感じています!基本的にオールマイティーにこなしてくれるシューズですが、最近の大きいホールドを使った課題でヒールをすることは苦手だと感じました。ですが、足入れ、フィット感はかなり高く、長時間履いても疲れないことや、強傾斜でのカキコミ力、垂壁での正体の強さ、シビアなエッジング、ヒールにもそつなくこなしてくれるシューズです。

欲を言えば、トウラバーの面積が増えて欲しいことが挙げられることと、若干硬めのソール、ミッドソールなので体重が軽い方は傾斜で弾かれることが多くなるかもしれません。

現在は、練習用のシューズになっているので、ホームジムで毎回履いていますが、まだ穴が空く気配やソールのすり減りが限界だと感じることはないので耐久性はありますね!

外岩で使ったのは御岳だけになるのですが、問題なく使え、トウフックの場面もかかりました。しかし、御岳のようなチャートの岩だと気を使わなければ、弾かれやすいと感じました。

湯河原なんかのイア和室だと効果を発揮しそうですね!

値段もかなりお手頃なので、一度チェックしてみるといいかもしれません!

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

まだまだ、シューズの紹介やチョークのレビューもしていきたいと思います!